アトピーを緩和させるために本人と周りができること!

アトピーといえば、皮膚に赤みがある、傷がじゅくじゅくしているなど色々なイメージを持たれるかと思います。「アトピーってうつるのかな?」と考える方もいるでしょう。確かに症状がひどい人を見るとそんな風に思ってしまうかもしれません。今回はアトピーはうつるものではないということを踏まえて詳しくお話ししていきます。

まず始めにアトピー性皮膚炎とは何か

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アトピーの人のお肌

  • 皮膚のバリア機能が著しく低下
  • 発汗作用が上手く働かない
  • 季節やストレスに敏感になりやすい

これらは全て乾燥へとつながります。
アトピー肌の方は、発汗作用を上手く働かせることができず汗が出にくいです。

そうなりますとお肌に熱がこもってしまいます。熱がこもることによりかゆみが増し掻いてしまいます。

掻きむしることが続くとお肌のバリア機能が低下し、外部から刺激や菌をお肌内に入りやすくしてしまうのです。

バリア機能が低下するということは環境などの変化に敏感なのでストレスが溜まっていたり、季節の変わり目だったり、シャンプーや化粧品を変えたなどといっただけで反応してかゆみを促進させてしまうことがよくあります。

具体的な症状

  • 乾燥
  • ぶつぶつやじゅくじゅくした傷
  • 赤み
  • フケができやすい
  • かゆみ
  • 傷の治りが遅いと色素沈着することも!

アトピーが治らないのはなぜ?色々な角度からうかがえる原因!!

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原因とありますが、アトピー性皮膚炎になる原因とそれを繰り返す原因の2種類があります。

アトピー性皮膚炎になる原因

  1. 室内の埃や布団などに潜むダニ

    アトピーを持っている方は喘息なども持っているとケースがしばしばあります。アレルギーは色々な分野で連携していますので、喘息から体に負荷がかかってアトピーが出ることもあります。

    また布団などの寝具は長時間皮膚に接しているのでダニがいると過剰に反応してかゆみを引き起こすことが多いです。

  2. ストレスからの発症

    ストレスで?と思われるかもしれませんが人はストレスで色々な病気を引き起こすと言われるように体にとっても毒なんです!

    特にアトピーを持っていると、周りの人の目線が気になったり、他の人は好きなように化粧品や香水などつけられているのに自分はアトピーゆえに慎重に選ばなくてはならないなど感じるストレスがアトピーを持っていない方より多いです。

  3. 汗でかゆみを増す

    先ほど発汗作用が上手くいかないとお話ししました。

    普段汗をかきにくいので熱がこもることでかゆみも増しますが、普段汗をかかないからこそ夏場の暑い時に調節が上手くできず汗をばっとかいた時にその汗が傷口などにしみて炎症を悪化させたりします。

    また汗を流すためにシャワーを長く浴びることによって乾燥しやすくなりこれもまた悪化の原因になります。

    なんとも難しいですね!

アトピーを繰り返す原因

  1. アトピーなどのストレス発散で砂糖などの甘いものを食べ過ぎてしまっている

    砂糖には体内におけるビタミン・ミネラルや血糖値を下げるインスリンを大量に消費させてしまいます。

    ビタミンにはアレルギーを抑制する作用や皮膚を保護する役割が多数ありますので、ビタミンが少なくなると炎症も起こしやすくなるのです。

    またインスリンが大量消費されることによって体内におけるアレルギーを防止するコルチゾールまでも消費されてしまいます。

    コルチゾールが少なくなるとかゆみを引き起こしやすくなります。ストレス発散で甘いものを食べたいという方も多いかと思います。

    食べる量を考えながら上手くお菓子と付き合うことがポイントです。

  2. こまめにシーツやタオル、衣類を洗えていない

    布団カバーやシーツ、バスタオルなどはたまにしか洗わないという方もおられるかもしれません。アトピーを繰り返してきていると炎症もひどくなっていることが多いです。

    アトピーの方にとって特にダニや汗などは敏感に反応しやすいです。毎日と言いませんができれば布団類は3〜5日に1回、バスタオルは毎日洗うように心がけることが大切です。

    衣類も冬場などは汗をかかないからジーンズなどは軽く干してもう1度履くという方もいるのではないでしょうか?

    汗をかかなくても雑菌は日々付着していますので冬場だからと油断しないことが大切です。

  3. かゆみの連鎖から抜け出すため皮脂を洗い流し過ぎている

    先ほども触れましたが汗の調節がきかず、繰り返し汗をかき、かゆみを引き起こすことによってしょっちゅうシャワーで流したり拭き取りすぎたりしてしまう傾向があります。

    汗を拭うことは大切ですがやりすぎてしまうと乾燥してかゆくなり、バリア機能が落ちてまた汗の調節がきかなくなりと永遠に繰り返してしまいます。

アトピー性皮膚炎はずばり‥うつりません!!

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これまで原因を見てきましたが、これら原因というのはその人が持つ体質や肌質によるものなのでうつりません。

そもそもアトピーは外部から入ってくる菌によってその菌を廃除しようとしてかゆみや炎症が引き起こされるのです。

花粉症はうつりませんよね?その原理と同じです。

うつることはないけどうつしてしまうことがある!

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  1. アトピーの人に塗り薬などを塗ってあげる際は清潔な手で!

    特に家族の方であればアトピーの方に薬を塗ってあげることがあるかと思います。

    健康な人のお肌は角層にセラミドと水分がしっかり詰まっているのですがアトピーの人は隙間だらけでスカスカなのでお肌の水分量は蒸発しやすくまた、外部による刺激で皮膚が荒れてしまったりします。

    ちょっとした刺激にも過敏に反応します。食器を洗った後だったりお菓子を食べた手でちょっとだからといって触れてしまうと悪化してしまうことがあります。

    塗ってあげる際は手を洗うと確実です。

  2. 風邪を引いてしまったらうつさないように特に注意をして!

    アトピーの人はお肌の免疫力が落ちているため感染症などにかかりやすいです。

    さらにアトピーを落ち着かせるためにステロイドを使用するため免疫機能をさらに低下させます。

    風邪を引くと発熱により熱がこもるのでかゆみも増しますし、お風呂に入れないことも考えられます。そうすると余計悪化してしまいますね。

    もし自分が風邪を引いて周りにアトピーのお友達やご家族がいる場合はうつさないように気をつけなければなりません。

    このように自分は良かれと思っていたり何とも思っていないことでもアトピーの人にとって後々重大となることがあるのです。

アトピーで悩んでいる人達の声

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22年間、アトピー性皮膚炎とつき合ってきました。ステロイド、脱ステロイド処方、漢方薬、健康食品(ニワメイト)と色々試してきた結果、状態に応じて軽いステロイドと数種類の保湿剤を使い分けるスタイルに落ち着いています。水をよく飲んで、食事も和食メインで野菜やタンパク質を意識してとるようにして、体の内側から落ち着いたように感じています。

しかし、治療法はいいとしても、心がもうぼろぼろなんです。

周りの皆は当然のようにシミ一つないすべすべの肌をしているのが羨ましかったり、

朝起きて血やリンパ液でくっついたパジャマや髪の毛をぱりぱり剥がしたり、

イライラして掻いてしまってぐちゃぐちゃになった皮膚を見てすごく悲しくなったり、

「それ(アトピーの湿疹のこと)、うつらないよね?」と聞かれたり(悪気はなかったと思います。)、

そういったことは、普通のこととして受け止めています。

しかし、「相手の人は私の皮膚がいやなんだろうな」と小学生のころから人と接するのが怖いのです。その思い込みを払拭しようと大学では学内学外問わず多くの人に接するように努めてきましたが、怖さは消えず、自分自身そのものへの自信をどんどん無くす結果となりました。

引用:yahoo!知恵袋

部屋の床にたまった粉をモップで集めると
そのおぞましい量につくづく自分って異常なんだなと実感できる

引用:2ちゃんねる


アトピーを患ってる方は、みなさんどんな部位でも感じていると思います。

自分の手が大嫌いでした。

いつもグジグジしていて、赤くて、爪もぼこぼこ。

小さいころは、周りに恵まれたのでからかわれることは無かったですが、それでも手を人に見せるのが嫌でたまりませんでした。

今よりもひどかったしね。

引用:ぶろぐる

アトピーの方はやはり自分のお肌へのコンプレックスを何かしら持っています。

私もアトピーだったのでとってもよく分かります。自分が掻きむしった頭皮やお肌の粉が床などに落ちているのを見たりすると、周りの人から何にも言われないにしても心の中で絶対汚がられてるだろうなとか。

アトピーゆえに治すために一生懸命、食生活を我慢したり薬は手放せなかったり、おしゃれしたいのに気軽に物を選べなかったりネイルも満足にできる状態じゃなかったり。

時間と労力を使う分、やはり疲れてしまうんですね!

アトピー性皮膚炎でよく誤解されやすいこと

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  1. ステロイドは危険?!

    インターネットやテレビなどでステロイドは怖い薬とのような認識が強くなっていると思います。

    副作用が出るのではないかも心配される声もありますが使用量や使用期間を守れていれば全然問題ありません。

    むしろ効果的です。

  2. 脱ステロイドは正しい?!

    前述のものと少し重複しますが、症状が軽くなったと自分で謝った判断をしてステロイドを辞めてしまうとせっかく回復に向かっていたとしても逆に言え悪化させてしまいます。

    ステロイドに頼りすぎてしまうといけないのではないかと考えがちですがアトピーの人はかなりの人が病院でステロイドを処方されます。

    もう使わなくてもいいのでは?と思った時は皮膚科医に相談して下さい。

  3. 掻くことをやめたらアトピーは良くなる?

    掻くことによってバリア機能が低下し、さらにアトピーを悪化させてしまうのは事実です。

    しかし、掻くレベルにまで起こるかゆみというのは体にとっての異常を必死に伝えようとしているのです。

    ですので掻かないことがアトピーを良くならせるということに直結はしません。

    ましてやアトピーのかゆみとは抑えきれないほど、眠れないほどのものです。簡単に我慢することなんてできないし、我慢したとしたらストレスになり、より悪化させてしまうのです。

  4. 治療をしたら絶対に完治する?!

    アトピーは病院で治療したからといって絶対に完治するというわけではありません。

    アトピーになる人というのはもともと体質的にお肌が弱い人が多いです。

    しかも生活スタイルや季節の変わり目などに左右されやすいのでその時良くなったとしても油断すると再発してしまいます。

  5. 保湿は大切!ワセリンを塗ることは良いこと!?

    アトピーの人はお肌が乾燥しやすいから保湿が大切と言いますが保湿のやり方を間違えると大変なことになります。

    保湿の中でワセリンがありますがとっても油分が多いです。一見乾燥しているのだからよさそうにに見てるのですが、実際はべたつきすぎが原因でかゆみを引き起こすことってけっこうあるんです!

アトピーが遺伝する率は50%!!

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岐阜大学の小児科の近藤先生の研究によりますと、両親どちらか1人でもアトピーがあれば7割が遺伝すると発表しています。

確かに!私もアトピーでしたが、片方の親がアレルギー体質ですし、いとこなどを見てみても、アレルギー体質である親から子供はアレルギー体質の子となっていたりします。

遺伝といえどもお母さんが生活スタイルを気をつけるだけでも全然違う!

前述しましたように、アトピーの人は汗を上手く調節できないとお話ししましたように排泄器官において上手く排泄できないために老廃物が溜まってしまってかゆみを引き起こしてしまいます。

ですのでお腹のなかに赤ちゃんがいる時からお母さんが、特に栄養面に気をつけ、アトピーの原因であるストレスを溜め込まないように、嫌なことがあったら発散できる何か趣味を作るなど身体面はもちろん精神面においても大切です。

例えば産まれてきた赤ちゃんがアトピーだったとしてもアトピーが全て重症とは限りません。

小さい時から乾燥しているなと思ったらこまめに保湿剤を塗ってあげたり皮膚科に行ったりして気にかけるだけでも全然違いますよ!

アトピー当時者も周りの人もそれぞれができることをすることが大切!

いかがだったでしょうか?アトピー当時者としては人と比べて自分のお肌に劣等感を抱きやすいです。ちょっとしたことでアトピーを悪化させてしまったりもしますので悩んでいるお友達を見たらストレスを溜め込ませないためにお話しを聞いてあげたり、楽しい計画を立てたり。

身内であれば薬を塗ってあげる時に清潔な手で塗ることを心がけてあげたり皮膚科に回って解決策を聞いてみたりすることが本人にとっても嬉しいのではないでしょうか?

それぞれができることをし、体の負荷をかけさせないことが大切です!

アトピーだった私は治ると思い込むことでアトピーを緩和させることができました。

ぜひアトピーで悩んでいる方がいらっしゃったらポジティブ精神で接して下さいね。