アトピー性皮膚炎について詳しく知ろう

皮膚のかゆみや赤み、湿疹などの症状がみられるのがアトピー性皮膚炎です。子どもから大人までアレルギーを起こしやすい人に多く見られる疾患です。アトピー性皮膚炎の特徴は、症状が良くなったり悪くなったりを繰り返す、慢性的な疾患のことです。最近患者数が増えていますのでアトピー性皮膚炎の症状や治療法を知っておきましょう。

アトピー性皮膚炎とはどのようなものか?

yuki150321290i9a4491_tp_v

アトピー性皮膚炎とは、かゆみや赤みを伴った湿疹が皮膚のあちこちにできることです。皮膚は、乾燥して赤くなっており、そして炎症を起こしています。

アトピーの代表的な症状はいくつかあります。まず、乾燥です。カサカサと皮膚の水分が少ない乾燥した状態になります。アトピー性皮膚炎を起こしている皮膚は、皮膚の表面の皮脂膜が薄いです。

そのため、皮脂膜のバリア機能がうまく働かず、必要な水分や油分を排出してしまい、皮膚内部から乾燥したカラカラの状態になります。そのため、皮膚もごつごつとしてきます。

そして、厄介なことに皮膚にかゆみを伴います。アトピー性皮膚炎のはあだには、痒疹という大き目のごつごつしたしこりができ、強いかゆみを伴うことがあります。

そうでなくても、丘疹といって小さなドーム型の盛り上がりがかゆみを生み出します。紅斑という赤い腫れも特徴の一つです。

かゆいからといって掻いていると鱗屑というフケのようなさらさらしたものが落ちたり、皮膚がかさぶた状態になって固くなります。掻きむしった後のかさぶたは、痂皮と呼ばれます。

水疱、すなわちみずぶくれになる人やびらんといって皮膚の浅い部分がはがれてジクジクとするなど、皮膚の炎症を繰り返します。

かゆみが繰り返され、皮膚がどんどん弱くなりただれたりします。一方、乾燥が進んでごわごわになったりする場合もあります。この厚く硬くなった状態を苔癬化といいます。

アトピー性皮膚炎の特徴は強いかゆみを繰り返すことです。乳幼児で2か月程度、成人で6か月程度繰り返すとアトピー性皮膚炎と診断されます。

症状の出方としては、左右対称に現れることが多いです。患者の年齢よって現れるパーツに違いがあることも特徴です。

たとえば、乳幼児期は頬や額、そして胸や背中、手足へと広がります。学童期になると、首のまわりやひじ、ひざの内側といった関節の内側にできやすいです。

成人になると顔や首、胸や背中などいろいろなところに症状が現れます。

アトピー性皮膚炎の症状は4段階であらわされる

アトピー性皮膚炎の症状は程度によって4段階に分けられます。これは、治療をしていくうえでも大切なことです。

まずは「軽微」と判断される場合です。面積にかかわらず軽症の皮膚炎の場合、軽微とします。この場合は、環境を整えたり、食生活や生活習慣を改善したり、保湿により症状が収まる場合もあります。。

次に、「軽症」と呼ばれる状態です。乾燥がひどく進んでおり、カサカサして赤みを帯びています。皮膚がささくれだち、白い粉を吹いたように見えます。

皮がむけて落ちたようになります。環境を整えるとともに、保湿剤などでケアをすることもよいでしょう。皮膚科で軽い薬を処方してもらうことも一つの方法です。

もう一段階症状が進むと「中等症」と判断されます。強い炎症や赤みを伴う発疹、それだけではなく、カサカサや赤み、皮膚のささくれがひどくなっています。腫れた部分が塊になります。

そのため、なかなか治ることがありません。引っ掻いたような跡があり、なかなか消えないのを「中等症」といい、もはや自力で治すことは困難です。

最もひどい場合が「重症」です。腫れて赤みを帯びて皮膚が盛り上がり、粉を吹いたようになります。症状が悪化し、なめらかな皮膚が見えなくなります。

皮がむけて落ち、症状が一段と悪化します。乾燥して組織の壊れた肌が内部まで浸透していますので、少し見ただけでその重症度がわかります。

引っ掻くと水のような液体が出て、固まってしまいます。こうなると、病院での治療、酷い場合は入院加療が必要になります。

このように、アトピー性皮膚炎の症状は放置しておくと進行していますので、肌のカサカサに気付いた時点で対策をとっておくとよいでしょう。

アトピー性皮膚炎の素因とは?

allergy-1738191_960_720

実は、アトピー性皮膚炎の原因ははっきりとわかっていません。もともとアトピーになりやすい体質の人はいると言われています。

そういう人のことを「アトピー素因がある」といいます。アトピー素因がある人は、家族や自分にアレルギーを起こしやすい体質がある人です。

しかしながら、アトピー性皮膚炎の素因があってもアトピーを発症しない人と発症する人がいます。

その原因はさまざまです。たとえば、欧米化した食生活や、不規則な生活スタイル、ダニやハウスダストなどがあげられます。

日常行動や環境など、いろいろな原因が複合的に重なり合って発症します。ですので、アトピー性皮膚炎を発症したら、まず生活習慣から見直すとよいです。

アトピー性皮膚炎を引き起こす要因とは?

アトピー性皮膚炎が悪化する要因は、知らず知らずのうちに潜んでいます。

たとえば、汗をかいたまま放置していると肌が細菌に侵されやすくなり、アトピー性皮膚炎を発症しやすくなります。

かゆみを掻きむしったり、肌に良くない界面活性剤や合成着色料、合成ポリマーなどを使用した化粧品やシャンプーによって悪化するケースもあります。

家庭においてはダニ、ハウスダスト、花粉、カビ、動物の毛などがアレルゲンとなり、このような環境で過ごしているとアトピー性皮膚炎は悪化します。

特に食生活においては、アレルギーを起こしやすい食品を避けましょう。その人により違いがありますが、牛乳、卵、ナッツ、チョコレートなどはアレルギーを引き起こしやすいです。

添加物や着色料、品質保持剤など人工的なものも、消化に時間とエネルギー、そして大量のビタミンやミネラルを必要とします。

そのため、免疫力が低下し、結果的にアトピーを引き起こしやすくなります。マーガリンなどの大量の油、インスタント食品なども同様ですので、避けましょう。

栄養バランスのとれた和食中心の食生活によって改善できます。

アトピー性皮膚炎を改善しよう

055738637aa0a371a270c91c7e71938e_s

アトピー性皮膚炎に悩んでいる人は少なくありません。

私は24歳で生後3ヶ月の頃からアトピーです。
10年程ずっとステロイド使っています。
4年前からはキンダベート、アンテベート、たまにマイザー軟膏を使っています。
軽い場所にはヒルドイドソフトを塗っています。

首やお腹の色素沈着がひどいです、手もアカギレだらけでおばあちゃんの手みたいにシワシワです。

旦那と付き合いだしてからだんだんよくなってきたのですが息子を出産してから1年、ストレスもあるのか以前にも増してヒドくなってしまいました。
このままでは旦那に嫌われてしまいそうです。
引用:掲示板ミクル

病院へ行き、ステロイドを使うとなかなか薬では改善できない薬併存する状態となります。肌荒れがひどくなり、ますます薬を使うという悪循環になります。

いったん改善していても、出産などを機にまた悪化する人も少なくありません。

私もマイザー軟膏を使っています。
ヒルドイドソフト軟膏(ピンクチューブのヤツ)塗布の後マイザー軟膏を上から塗布。
顔と体はマイザ-の種類違い、飲み薬(ブルーっぽい)と白い錠剤にカプセルなんですが、ステロイドは長く使うと黒ずむらしく、皮膚科からはマイザ-軟膏でした。
辛いですよね

イオン水も飲んでますが、今からの時期や冬場はやり切れません

治ったかと思いきや再発するし
紫外線当たる昼間とかも目の周りがヒリヒリして外には出られません
引用:掲示板ミクル

アトピー性皮膚炎の人はひどくなったり回復したりと症状を繰り返す人が少なくありません。そのため、治ったと思っていてもまた再発することも多いです。

そして、紫外線も刺激になります。そして、肌が乾燥する季節、冬などに症状が悪化する傾向があります。

このように、アトピー性皮膚炎の改善は一筋縄でいけません。厄介なアトピー性皮膚炎を改善するには、まず段階ごとのケアが必要です。

乳幼児期のアトピー性皮膚炎は大人になるとともに症状が改善することもあります。ワセリンなどを使ってたっぷりと保湿します。

そして、アレルゲンとなるハウスダスト、ダニ、花粉に触れないようにします。絨毯やラグを取り除き、清潔な環境にします。

布団のダニにも注意です。専用の掃除機で根気強くアレルゲンを取り除きましょう。

しかしながら症状が収まらない人もいますし、大人になってアトピー性皮膚炎を発症する人もいます。

初期のアトピー性皮膚炎は、皮膚のケアや保湿で改善することがあります。そのため、お風呂上りなどはしっかりと保湿ケアをするようにしましょう。

シャンプーやリンス、ボディソープなども身体に優しいものに変えます。シャンプーなどを流すとき、皮膚に負担があるからです。

そして、食生活の改善も同時に進めます。なるべく加工食品でなく新鮮な食事をとるようにしましょう。油を使用するので荒れば、オリーブオイルなど身体に優しいものにします。

砂糖も、上白糖は白く加工する段階で添加物など体に有害なものを使用していますので、オリゴ糖を使います。

毎日の食事を和食中心に変え、おやつもくだものなど、消化に良いものにすることで、身体の内側からアトピー性皮膚炎を改善できます。

体質にもよりますが、漢方などが合っている人もいます。ドクダミなどが効果があるとされています。

生活習慣を改善することで、アトピー性皮膚炎を改善に向かうことができます。大人になってから、ストレスなどでアトピー性皮膚炎を起こす人もいますので、ストレスは避けましょう。

そして、規則正しい生活により身体に負担をかけることなく、適度な運動によって代謝の良い体を作りましょう。

代謝が良くなることで有害物質を排出する力を高めます。症状が出始めたときに適切な対応を取りましょう。

安易にステロイドなど強い薬に頼ってしまうと、薬から離脱することができなくなります。

アトピー性皮膚炎の症状を詳しく、まとめ

アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴った湿疹が全身の様々なところにできるという特徴があります。肌が乾燥し、水分と油分が不足している状態になります。

乳幼児期に発症して大人になると改善する人もいますし、乳幼児期からずっと悩まされている人もいます。一方で、大人になってからはじめて発症する人など個人差があります。

アトピー性皮膚炎は、症状のひどさによって4段階程度に分けられ、症状が軽微なときに保湿や食生活の改善など必要なケアを行うことが望ましいです。

4段階の各段階によって対策にも違いがあります。

アトピー性皮膚炎は、食生活や生活習慣の改善、保湿などでよくなることがあります。強い薬に頼ると、副作用や離脱できないといった弊害があります。